給料の決め方
  派遣スタッフの給料は当然ながらネコ会社からもらえる時間当たりの価格をベースに決定します。ネコ会社が大企業である場合は規定の価格がありますが、中、むしろ小にあたる企業である場合は、契約する前に「いくらくらいになるか見積ちょうだいね」と言われます。

  競合派遣会社があり、その価格を知ることができればそれを参考に、そうでない場合は世間の相場をもとにして価格を提示します。高ければ当然取り引きにいたりませんし、安かったらそれはそれで問題が出てきます。

  派遣料金をもとにスタッフの給料を決める際にまず考えるのが「粗利率(額)」です。スタッフの給料など、売上のために直接必要になる費用を売上原価といい、現在では20%~30%くらいが派遣業界の相場ではないでしょうか。(ちょっと適当)

  例えば時間2,000円の取引ならば、時給は1,400円前後で考えられます。ここで高い安いの議論を始めると進まないので、先へ。

  ここら辺にはイヌ派遣会社が半分負担する社会保険額(約35,000円/月)や、長期勤務の場合の有給消化分なども加味されます。さらにはイヌ派遣会社を運営するにはオフィスの家賃や従業員の給料、運営システムの維持管理費、求人掲載への広告宣伝費、その他雑多な経費が必要になり、これを販売管理費といいます。

  これら全てを差し引いて最終的な利益が残っていくわけですが、給料の設定を間違えると赤字になってしまいます。

  あとは勤務地も結構重要な要素だったりします。場所によっては交通費を支給しないと集まりにくかったりするのですが、交通費に関しては「 派遣の交通費 」にまとめました。


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